2019年04月
よく晴れたある日の昼食、やなぜ苑やすらぎの間にて。栄養室企画の準備中。なにやら甘い臭いがフワフワ
普段は使わない鮮やかなグリーンのテーブルクロスをしいて、サンドイッチ、ケーキやゼリーのスイーツが所狭しとテーブルに並んでいます。
そこへ、介護員につれられて続々と集まる淑女の方々。
本日は女子限定のランチ&スイーツバイキングです
普段からもお元気でにぎやかな皆様ですが、本日は女子限定ということもあり一段と華やかな食卓になっています。
ランチはサンドイッチとお野菜の煮物女子ですから、甘いものは欠かせませんよね
彩りも大事
飲物だって選びたい
サンドイッチよりスイーツが多いのは・・・気のせい気のせい
今日のためにチョコレートケーキとチーズケーキは厨房調理員が手作りしました。みなさまにも大好評
本日は棟の垣根を越えて集まったので、普段あまり顔を合わせない利用者とも、食べ物を囲んで話が止まりません
春の陽気に心も弾んで自然と春の歌の大合唱が沸き起こりました。
楽しいひとときを過ごしていただけて、こちらも元気を一杯いただいた一日でした。
栄養室 栄養士
初めて見る やなぜ苑周辺の桜は、見事に満開となっている。今年は暖冬で雪が少なく、餌もあり野鳥の被害が少なかったからなのだろ。
苑の周りには立派な桜が何本も植えてあり、不思議に思い調べてみると、ここは、かつて柳瀬尋常高等小学校と庄西中学校のグラウンドがあった場所であり、そこに、やなぜ苑が建設されたとのことである。
明治36年に柳瀬村長の2代目佐藤助九郎氏の多額の寄附により、柳瀬尋常高等小学校が建てられ、昭和10年には村長で3代目佐藤助九郎氏の多大な貢献により、県下一を誇る鉄筋コンクリート3階建ての校舎が新築されている。その後、昭和24年には柳瀬小学校を庄西中学校としたものである。
現在入所しておられる何人かは、かつての柳瀬尋常高等小学校で学び、この桜を眺めていたのであろうか。時代は平成から令和に移ろうとしているが、今年は平成最後の桜と見えてひときわ輝いて見える。
向から、陽気に誘われて、職員と一緒に入所者の方が、楽しそうに車椅子で花見の散歩に来られている。平成の桜は、まもなく散り行くであろうが、明治から平成の時代を生きた桜に想いを馳せながら、来年の新しい時代はどの様な花が咲くのであろう。やなぜ苑にも負けじと新しい時代に向けた花を咲かせたいものである。
寒い!と思って目を覚ますと、田畑一面、うっすらと雪化粧であった。今年は例年と比べ雪も少なく、急いで膨らみかけた桜の蕾も一休みである。
4月1日、新元号が発表された。「令和」である。これまでの中国古典ではなく、越中守として高岡市伏木に縁の深い大伴家持の万葉集から初めて採用したという。安倍総理は、記者会見で「令和」に関して「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められている」と述べられた。
5月からの新しい時代の中で、当施設でも、利用者様が、施設での日々の生活の中で、楽しく心を通わせ、元気におだやかに過ごされることを願っています。
現在、やなぜ苑に入所されている方の最高齢の方は、106歳であり、大正元年から、昭和、平成と来月からは、「令和」の4つの時代を元気に生きられることに敬意とねぎらいの言葉をお掛けしたいと思います。
新しい「令和」の時代は、どの様な時代になるでしょうか。平成の時代は、IT(情報技術)やIoT(モノのインターネット)の時代でしたが、新しい時代は、AI(人工知能)や、5G(第5世代移動通信システム)が発達し自動運転の時代へと向かいます。そのような中で一人ひとりが人間らしく成長し、それぞれの夢を大きく咲かせられるような時代にするためには、少子高齢化、人口減少社会の中では、コミュニケーション能力を生かし、人と人との繋がりや絆を深めることが大切であると思っています。
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