火災避難訓練を行いました。

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今回は事務所から出火という初めてのケースです。

放送はどこで対応する?消防署との連絡はどうする?どこにどうやって避難する?などなど・・・

「出火区画には利用者の方はおられんがやから、隣接する区画の利用者をまず避難せんなんやろ」

「新館の23階は出火区画から離れとっけど、階段を使うたり避難させるが難しいがやから、ここも優先避難すべきじゃないがけ」

「新館の避難の協力に行くときちゃ、中階段使ったらよいがけ?外階段け?煙入ってこんようにせんなんがやろ」

「今までは事務所前の玄関が避難本部になっとったけど、出火区画から一番離れた場所に設営せんなんでしょ」

「なら、放送で避難本部も、ここや言うて、ちゃんと伝えんなんぜ」

改めて避難についての基本から学ぶ、良い機会となりました。

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実際に訓練を行ってみて、その反省会では、担当職員などからいろんな意見や提案が出されました。

やはり課題がたくさんあります。

 

最後に自衛消防隊長(施設長)からも講評をいただきましたが、

「訓練であっても想定外のことが起きる。訓練は大事だが、その訓練の内容に縛られすぎないように柔軟な動きも求めていきたい。そのためには、その都度の状況の把握が必要。そしてその把握のためには、職員同士のコミュニケーションが必要になる」

避難訓練では避難に係る基本を理解して行動していくことが必要ですが、講評のとおり職員間のコミュニケーションは、根本的なことであり訓練に関わらず日頃から求められるものです。

平常時から職員の連携を強化し有事に備えたいと思います。

 

今後も年2回、火災避難訓練を実施していきますが、これからは地震や水害などへの対応も求められます。災害に対して適切に対応できるように防災計画などの見直しにも努めていきたいと思います。

 

訓練当日の利用者の方々には、避難の協力をいただき本当にありがとうございました。

 

防災委員会:水木 淳司